1949年創業、天体望遠鏡、双眼鏡、単眼鏡、顕微鏡、ルーペ、ゴルフ距離計などを設計、製造、販売する総合光学機器メーカーです。
本社は埼玉県所沢市。
天体望遠鏡の国内シェアNo.1、世界約70か国に販売を展開しています。
自然観察や「推し活」の必需品である双眼鏡の国内シェアもトップレベルです。
また、「星を見せる会社になること」をビジョンに掲げ、イベント事業を通じた“宙(そら)”の魅力を広めるムーブメントの創造、
星や宇宙を活用した地域活性化コンサルなど、メーカーの枠を超えた事業を行っています
ビクセンは、光学機器メーカー(「モノ」の会社)です。
しかし、製品の販売だけでなく、全国各地の商業施設などで自然観察イベントを開催するなど、「コト」作りにも力を入れています。
道具を作る会社として、多くの方に実際に機器に触れてもらい、楽しんでもらうことが重要だと考えています。
また、天体現象は何百年・何千年に一度という、天文学的なスケールで生じるものです。
身近な日食でさえ、何年に一度、何十年に一度の現象が含まれています。
それらの現象をみなさんに伝え、一緒に空を見上げるとい う「同時性(トキ)」を大切にしています。
ビクセンの特徴は、これらの体験から得た知見を製品開発にフィードバックしている点です。
天体観測だけでなく、例えば双眼鏡を歌舞伎観賞用に提案するなど、使用者のニーズに応じた商品企画を行っています。
天文現象は、一生に一度しか巡り会えないものから、同じような現象が数年おきに生じるものまで様々です。
特に彗星の中には、一生に一度しか見られないものも少なくありません。
観測に成功しても失敗しても、思い出として残してほしいと思います。
天体観測の魅力は、子供のころの思い出が、宇宙に残ることです。
近所の公園で遊んだ思い出は、公園が無くなってしまえば思い出すことは難しいかもしれませんが、天文現象は空を見上げれば何度も繰り返されます。
子供時代に体験したことを、大人になって思い出すことができ、
それを子供たちに語れるようにしてあげたいと思っています。
双眼鏡で月を眺めるだけでも一生の思い出になるかもしれません。
例え同じ彗星でなくても、彗星の話題が出るたびに「昔、(どこで誰と)彗星を見たなあ」と思い出が一生残り続けることが、
天体観測の魅力です。
ビクセンの光学機器は、天体観測だけでなく、他にも様々な自然観察ができます。
自然観察をすることで、人間 以外の生物がどのように存在しているかを知る機会になります。
そして、自分や生物がどのように生まれてきたのかに思いを馳せることができます。
自然科学・生物多様性を体験することで、価値の多様性につながり、
価値観の違う誰かを否定せずに認め合うことにつながるのではないでしょうか。
科学の入り口は、観察をすることです。
不思議だなと思うこと、疑問を見つけることが大切です。
大人が答えを言わずに疑問を持たせ、不思議なことを探すこと。これが、子どもの成長に大切なことだと思います。
双眼鏡の使い方はすでに知っているよと思うかもしれませんが、改めて使用前に使い方を確認してみましょう!
➀双眼鏡の目を当てる部分は、繰り出したり下げたりできます。
メガネをかけている人は下げた状態で使い、裸眼やコンタクトの人は繰り上げて使いましょう。
➁双眼鏡は、2つの目で同時に見るモノなので、それぞれの目にレンズを当てがわないと、うまく見えません。自分の目の幅に合わせて双眼鏡を折り曲げましょう。
③ピント調整にもコツがあります。視力が左右で違う場合は、ピントを合わせたつもりでも少しぼやけて見えてしまいます。片方ずつピント調整をしましょう。※
以上の手順を踏むと、双眼鏡が本来の性能を発揮できるので見える世界が変わるかも。
※双眼鏡によって調整方法は異なるので、詳しくは取扱説明書をご確認ください。
天体望遠鏡を使う時には「ファインダー合わせ」を事前に行うことが重要です。
ファインダー合わせとは、天体望遠鏡の大きな筒(鏡筒)と小さな筒(ファインダー)の向いている方向を合わせることをいいます。
鏡筒で星をいきなり見ようとすると、倍率が高すぎて、どこを見ているかがわからなくなってしまいます。
そのため、天体望遠鏡で星を見る時には、まず低倍率で広い範囲が見えるファインダーで星の位置を探した後、
鏡筒でじっくり観察します。
このように、天体観測をより簡単に楽しく行うためにも、事前にファインダー合わせを行う必要があります。
<ファインダー合わせの方法>
➀鏡筒を覗いて、遠くの鉄塔の先端などの対象物が視野の中央に来るように動かす。
➁ファインダーを覗いて、➀で鏡筒の中央に入れたものが、十字線の中央に来るように調整する。
この時、動かすのはファインダーのみで、鏡筒は動かさないようにしましょう。
夜だと対象物が見づらいので、昼間のうちに済ませてしまうことをおすすめします。
ビクセンは、無料の彗星アプリ「コメットブック」を提供しています。
このアプリを使えば、彗星の位置や観察可能な時間を簡単に確認できます。
また、シミュレーション機能も搭載しています。
この機能を使って、今自分が見ている夜空だけでなく、宇宙に飛び出して、それぞれの彗星がどのように動いているかを楽しむことができます。
https://www.vixen.co.jp/app/comet-book
ビクセンの本社がある所沢には、カタログに掲載されているほぼ全ての天体望遠鏡や双眼鏡などが揃ったショールームがあります。
ここでは、実際に機器を試したり、星の観察の知識のある専門スタッフとお話をすることができます。
また、その場での購入や修理の受付も可能です。
学校によっては、古い望遠鏡が理科室に眠っていることがありますが、使い方の説明ができるかもしれません。
https://www.vixen.co.jp/showroom
最後に
自然観察は、「楽しいもの」であることを第一に捉えてもらいたいです。
自由研究や学校の授業だけでは、めんどくさくも感じてしまうこともあると思います。
自分が楽しいと思えるものを観察すること。このことを、ひとりでも多く の子供たちに伝えていきたいです。
1949年創業、天体望遠鏡、双眼鏡、単眼鏡、顕微鏡、ルーペ、ゴルフ距離計などを設計、製造、販売する総合光学機器メーカーです。
本社は埼玉県所沢市。
天体望遠鏡の国内シェアNo.1、世界約70か国に販売を展開しています。
自然観察や「推し活」の必需品である双眼鏡の国内シェアもトップレベルです。
また、「星を見せる会社になること」をビジョンに掲げ、イベント事業を通じた“宙(そら)”の魅力を広めるムーブメントの創造、
星や宇宙を活用した地域活性化コンサルなど、メーカーの枠を超えた事業を行っています
ビクセンは、光学機器メーカー(「モノ」の会社)です。
しかし、製品の販売だけでなく、全国各地の商業施設などで自然観察イベントを開催するなど、「コト」作りにも力を入れています。
道具を作る会社として、多くの方に実際に機器に触れてもらい、楽しんでもらうことが重要だと考えています。
また、天体現象は何百年・何千年に一度という、天文学的なスケールで生じるものです。
身近な日食でさえ、何年に一度、何十年に一度の現象が含まれています。
それらの現象をみなさんに伝え、一緒に空を見上げるとい う「同時性(トキ)」を大切にしています。
ビクセンの特徴は、これらの体験から得た知見を製品開発にフィードバックしている点です。
天体観測だけでなく、例えば双眼鏡を歌舞伎観賞用に提案するなど、使用者のニーズに応じた商品企画を行っています。
天文現象は、一生に一度しか巡り会えないものから、同じような現象が数年おきに生じるものまで様々です。
特に彗星の中には、一生に一度しか見られないものも少なくありません。
観測に成功しても失敗しても、思い出として残してほしいと思います。
天体観測の魅力は、子供のころの思い出が、宇宙に残ることです。
近所の公園で遊んだ思い出は、公園が無くなってしまえば思い出すことは難しいかもしれませんが、天文現象は空を見上げれば何度も繰り返されます。
子供時代に体験したことを、大人になって思い出すことができ、
それを子供たちに語れるようにしてあげたいと思っています。
双眼鏡で月を眺めるだけでも一生の思い出になるかもしれません。
例え同じ彗星でなくても、彗星の話題が出るたびに「昔、(どこで誰と)彗星を見たなあ」と思い出が一生残り続けることが、
天体観測の魅力です。
ビクセンの光学機器は、天体観測だけでなく、他にも様々な自然観察ができます。
自然観察をすることで、人間 以外の生物がどのように存在しているかを知る機会になります。
そして、自分や生物がどのように生まれてきたのかに思いを馳せることができます。
自然科学・生物多様性を体験することで、価値の多様性につながり、
価値観の違う誰かを否定せずに認め合うことにつながるのではないでしょうか。
科学の入り口は、観察をすることです。
不思議だなと思うこと、疑問を見つけることが大切です。
大人が答えを言わずに疑問を持たせ、不思議なことを探すこと。これが、子どもの成長に大切なことだと思います。
双眼鏡の使い方はすでに知っているよと思うかもしれませんが、改めて使用前に使い方を確認してみましょう!
➀双眼鏡の目を当てる部分は、繰り出したり下げたりできます。
メガネをかけている人は下げた状態で使い、裸眼やコンタクトの人は繰り上げて使いましょう。
➁双眼鏡は、2つの目で同時に見るモノなので、それぞれの目にレンズを当てがわないと、うまく見えません。自分の目の幅に合わせて双眼鏡を折り曲げましょう。
③ピント調整にもコツがあります。視力が左右で違う場合は、ピントを合わせたつもりでも少しぼやけて見えてしまいます。片方ずつピント調整をしましょう。※
以上の手順を踏むと、双眼鏡が本来の性能を発揮できるので見える世界が変わるかも。
※双眼鏡によって調整方法は異なるので、詳しくは取扱説明書をご確認ください。
天体望遠鏡を使う時には「ファインダー合わせ」を事前に行うことが重要です。
ファインダー合わせとは、天体望遠鏡の大きな筒(鏡筒)と小さな筒(ファインダー)の向いている方向を合わせることをいいます。
鏡筒で星をいきなり見ようとすると、倍率が高すぎて、どこを見ているかがわからなくなってしまいます。
そのため、天体望遠鏡で星を見る時には、まず低倍率で広い範囲が見えるファインダーで星の位置を探した後、
鏡筒でじっくり観察します。
このように、天体観測をより簡単に楽しく行うためにも、事前にファインダー合わせを行う必要があります。
<ファインダー合わせの方法>
➀鏡筒を覗いて、遠くの鉄塔の先端などの対象物が視野の中央に来るように動かす。
➁ファインダーを覗いて、➀で鏡筒の中央に入れたものが、十字線の中央に来るように調整する。
この時、動かすのはファインダーのみで、鏡筒は動かさないようにしましょう。
夜だと対象物が見づらいので、昼間のうちに済ませてしまうことをおすすめします。
ビクセンは、無料の彗星アプリ「コメットブック」を提供しています。
このアプリを使えば、彗星の位置や観察可能な時間を簡単に確認できます。
また、シミュレーション機能も搭載しています。
この機能を使って、今自分が見ている夜空だけでなく、宇宙に飛び出して、それぞれの彗星がどのように動いているかを楽しむことができます。
https://www.vixen.co.jp/app/comet-book
ビクセンの本社がある所沢には、カタログに掲載されているほぼ全ての天体望遠鏡や双眼鏡などが揃ったショールームがあります。
ここでは、実際に機器を試したり、星の観察の知識のある専門スタッフとお話をすることができます。
また、その場での購入や修理の受付も可能です。
学校によっては、古い望遠鏡が理科室に眠っていることがありますが、使い方の説明ができるかもしれません。
https://www.vixen.co.jp/showroom
最後に
自然観察は、「楽しいもの」であることを第一に捉えてもらいたいです。
自由研究や学校の授業だけでは、めんどくさくも感じてしまうこともあると思います。
自分が楽しいと思えるものを観察すること。このことを、ひとりでも多く の子供たちに伝えていきたいです。